１. 顔立ちが変わる

歯は人の顔の印象を決める上での大きな要素のうちの一つです。顔の主な部分を眉から下アゴの下縁までと考えると、上下の歯及び根の部分では、その40％近くを占めることになるからです。従って、歯を矯正治療で動かすということは顔に重大な影響を与えることがわかるでしょう。特に前歯の前後的及び垂直的位置、前歯の傾斜度、上下のアゴの位置はとても重要なポイントです。

治療前

年齢24歳の患者さんの主訴は「歯が出ている」でした。
当院での診断は、「前歯前突症例」。

治療後

顔貌も変化しています。初診時に顔の診断の必要性を示しています。

矯正装置はエッジワイズ装置（Straight Wire Appliance、以下SWA）を使用し、上下左右小臼歯4本を抜歯、治療期間は2年2ヶ月、治療費は100万円（税別）でした。 リスクとしては、顎関節の状態に注意しながら治療を行いました。