AAO and RSCI in New Orleans
今回は4~5月にかけて行われた、American Association of Orthodontics(AAO)とRoth Study Club International(RSCI)についてご報告します。今年も院長・副院長とともにスタッフ2名が参加してきました。
AAOは、約15,000人の世界中の矯正歯科医達が所属するアメリカ矯正学会です。年に1度開かれる会では、矯正歯科関係者達が世界中から集まります。そしてRSCIは、2011年に院長とアメリカ、韓国の先生と立ち上げた勉強会です。院長が師と仰ぐロス先生のコースを受講した世界各国の先生方が意見を交換し合い、切磋琢磨しながら研鑽を積む場を設けたいとの強い思いから実現した会です。
今年の学会はニューオリンズにて開催されました。今回はついに完成した院長執筆の教科書“TMJ 1st Orthodontics(顎関節1stの矯正治療)”を持参しました。世界各国の先生方、企業の方たちもこの出版に興味を持ち、そしてとても喜んでくださっていました。前回サンプル本を持参してから1年、みなさんとても心待ちにして下さっていたのが伝わってきて、執筆期間約1年色々と大変なこともありましたが、それまでの苦労が吹き飛びました!院長はサイン攻めにあっていました。(笑)
院長執筆の教科書「TMJ 1st Orthodontics」
アメリカでは矯正治療を受けることは当たり前で、小さいころに治療を受けさせることが親の責任であるとさえ言われています。その一方で、いまだに機能的な咬み合せを目標にした正しい矯正治療が広まっていない現状があります。そんな中でのこの教科書の出版は、アメリカのみならず世界の矯正界に大きな影響を与えることになります。この教科書の存在がもっともっと多くの世界中の先生方に広まり、「顎関節 1stの矯正治療」がスタンダードになるきっかけのひとつになってくれたらこれほど嬉しいことはありません。世界に機能的な咬み合せを目標にした正しい矯正治療を広めるため、そしてもちろん患者さんに最良の治療を提供するため、今後も変わらず努力していきたいと改めて強く感じることのできた1週間でした。
RSCIミーティング会場での一コマ
参加メンバー全員に持参が義務付けられている症例ファイルを熱心にみている先生方
RSCIに参加された各国の先生方
2014年05月21日 10:27