当院のコンセプト

矯正治療において最も肝心なことをあげるとすれば、25年の矯正経験から私は健全なアゴの関節をあげます。アゴ関節が正常でなければ、良い咬み合せを作り上げることは非常に困難となります。何も自覚症状がない成人の間で約30%の人がアゴの関節にずれがみられ、関節に音がする、引っかかる、痛むなど何らかの症状があった又は現在あれば、約90%以上の成人でアゴの関節の円板にずれがあります。しかも、子供の時代に既にこの円板のずれはスタートしている可能性があり、下アゴの成長に影響を与えるため、下アゴが小さくなったり、開口や顔面非対称の原因となります。

咬み合せを良くするのが矯正治療の目的ですから、アゴの関節は当然十分に確認されていると思われていますが、実際のところはそうではなさそうです。矯正治療はアゴ関節の問題に関係ないというのが主流の考え方だからです。当院では、このアゴ関節の診断に十分配慮し、更に顔貌の改善、歯の並び、そして歯肉などの歯周組織を考慮して矯正を行っています。治療後10年、15年経過した患者さんがリコールで来院し、治療直後と同様の歯並びを保ち、顔の表情もすっきりしているのを見るとき、アゴの関節こそ矯正治療の根本であるという考え方に間違いはなかったことを実感しています。

院長:池田和己
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